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未知のオブスキュラ

三十路男の写真日記です。街の風景を撮るのが好きです。

アレモコレモさんの「1910年代の写真乾板をスキャンしてみた」がスゴイイ

僕は明治大正昭和あたりの歴史で、明らかに自分と血が繋がっていたり、何かしら縁があると感じるものには、無性に興味が湧きます。一方で、縁のないところにはさっぱり興味がわかなくて、大河ドラマなんかはあまり見ません。

 

しかしながら、完全に赤の他人であっても「古道具屋に置いてあった写真を見つける」なんてのは「袖振り合うも多生の縁」というか、逆に運命めいたものを感じます。

 

アレモコレモさんの「カメラが欲しい、レンズが欲しい、あれもこれも欲しい」に「1910年代の写真乾板をスキャンしてみた」という記事が掲載されていまして、良い話だなーと思いました。(語彙力が…。)

 

何が良いって、インターネット様・SNS様のおかげで、車であるとか服装であるとか髪型であるとか、そういった各界の在野知識人から次々に情報が寄せられて、徐々に色々とわかってくるところです。

一昔前なら、根気よく図書館に通い詰め、司書さんにアドバイスを受けながら産業史や郷土史や風俗史をコツコツと調べなければならないところです。一人でやれることには限界がありますし、色々なジャンル全てに精通することは不可能ですから、なかなか難しいです。それこそ、テレビにでも取り上げられないと解明されなかったでしょう。

 

何かしら興味分野があって知識を持っていても、普段はオタク同士のマウント合戦くらいにしか使い道がなくて「役に立つ」ことはあまりないものです。(もちろん、プロとして立派に活躍されている方もいらっしゃいます。)

しかし最近、『艦これ』『この世界の片隅に』などの影響で、自らの曽祖父や祖父のアルバムに興味を持つ人も出てきて、ネット上で色々教えてもらっていて、羨ましい限りです。教える側も誰かの役に立ててちょっと嬉しそうですし、新しい資料の「発見」に立ち会っていて楽しそうです。

【艦これ】海軍主計大尉だった爺さんの遺品とアルバムを引き継いだんだが.. : あ艦これ ~艦隊これくしょんまとめブログ~

【艦これ】艦これの何が偉いっかって、祖父、曽祖父の過去に興味が沸くことだ : 電これ ~艦これまとめブログ~ - livedoor Blog(ブログ)

うちの爺ちゃん、戦艦長門でメシタキやってたんだが凄いのか?: 皇国の上等兵速報!!

ひいじいちゃんの戦時中のアルバムが出てきた:ハムスター速報

まあ、海軍ばっかりなのはご愛嬌、かもしれません。

インターネットやSNSがない時代であれば、赤の他人の古い写真にお金を払って蘇らせたところで、写真マニアの身内くらいでしか見せ場はきっとなかったんじゃないかと思います。ところが、興味を持ってくれる、喜んでくれる人が現れる。記事を掲載した側は教えてもらえるし、教える側も役に立てて嬉しそう。素直に「いいなぁ」と思いました。(語彙力が……。)

 

でもこれは、アレモコレモさんのように、写真やカメラの知識と腕があって、ブログやTwitterで定期的に記事を掲載なさっていて、フォロワーや読者の方がいらっしゃるからこそできたことですね。例えば僕なんかが同じことをしようとしても、Yahoo!知恵袋で質問するのが関の山でしょう。 

 

また、iPhoneスキャナのOmoidoriを購入したので、せっかくだから古いアルバムなどをスキャンしたいのですが、「何のためにそんなことするんだ」「何に使うんだ」などと口にして協力を渋る人が多いです。まあ、面倒臭いですよね。埃っぽいし、昔のことを根掘り葉掘り尋ねられても、質問する側に興味はあっても、質問される側には興味がない、ということもあります。(昔のことには本当に一切興味ない、という人は世の中結構いるものです)

 

また、私の祖父のように、戦争で非常に辛い思いをしたため、二度と思い出したくないという方もいます。私の祖父は、南方戦線で衛生兵をしており、生きた人間の手足を麻酔なんか無しにノコギリで切り落とすこともあったそうです。まさに、水木しげるの『昭和史』そのものです。切り落とされる方も地獄ですが、切り落とす方だって地獄でしょう。事実、私は祖父の口からは一切、戦前のことも含め若い頃のことは聞いたことがありません。たとえ存命でも、どうやって話を切り出せば良いのか、三十路を過ぎた今でもわかりません。

 

今回の写真乾板は、偶然に手の中に入ってきた「他人」のものだからこそ、インターネット上に公開したり、色々と調べられるのかもしれませんね。例えば僕が、両親のアルバムをスキャンしたとしても、あっという間に色々特定されてしまうので、公開することは難しいです。

 

そういえば、色々と調べているうちに血縁者の軍歴について情報開示請求を行うことができることを知りました。「兵役簿」や「軍歴証明書」を取り寄せた方がいらっしゃいます。

戸籍は相続の際に必ず目にしますし、直系親族であればお金を払えば手に入るので入手難易度も低いですが、出生と死亡くらいしかわかりません。その人が実際に生きていたころの資料が、官公庁から手に入るというのは知りませんでした。

祖父(または3親等以内の親族)の軍歴証明書の取り寄せ方 - 酢ろぐ!

大日本者神國也 祖父の軍歴 その2 「厚生労働省からの回答」

軍歴証明を取ってみた: ぶの雑報

 今度、やってみようかな。でも父母を説得するのが無理そうだ…。とりあえずAmazonで本を買って読んでみようか。

神保町の秦川堂書店なんかには、戦前の手紙だとか軍隊手帳だとか家族アルバムが売られているので、それも今度見てみようと思います。

<秦川堂書店HP>

秦川堂書店(しんせんどうしょてん)

家族アルバムって、いったい幾らするんだろう。 そして、買取価格はいくらくらいなんだろう。

 

……だいぶ話が逸れました。偶然、自分が古い写真を2枚ばかりスキャンしたあとだったので、つい長々と書いてしまいました。

*アレモコレモさん、全くやりとりしたこともない斜めの方向から謎の長文を書いてしまい、すみません…。

 

 

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